子供に語りかけることが重要だと育児書には書いてあるので、
言葉がまだ分かるとは思えない息子に、
一応、毎日少しずつ語りかけるように努力している。
とは言え、家にずっといると語りかけることなんてなくなってくる。
基本的に家事はルーチンワークで毎日同じ事しか起こらないし。
代わりに、外に出た時に積極的に「これは◯◯だよ」といった感じで、
目に付く物の説明をしながら話をしてやるのだが、説明していると、
本当にこの説明があっているのかと不安になることが多々ある。
昨日、雨が降る中、少し外をぶらぶら散歩していた時に、
「あれは花だよ」「あれは草だよ」とか教えていたのだが、
花と草が一緒に生えている所で説明するのに、
「緑っぽいのが草で、緑じゃないのが花だよ」
と説明し、本当にそうなのか不安になってきた。
ってことで花や葉の色素について調べてみた。
農研機構(独立行政法人 農業・食品産業技術総合研究機構)のサイトを見ると、
植物の葉や花の色は主にフラボノイド、カロテノイド、ベタレイン、クロロフィルの
4種類の色素により成り立っているらしい。
その4種類の色素の中で緑に見えるのはクロロフィル。
光の三原色の赤と青を吸収するので、緑色に見えるらしい。
クロロフィルはつぼみの時期には多くの花に含まれているが、
成長過程で消失し、他の色素により色とりどりの花になるとのこと。
ただ多くのクロロフィルを残したまま花になるものもあるらしい。
緑のバラとか、緑のカーネーションとか。
うーん、確かに緑だけど、緑に白や黄色が混ざったような色ばかり。
鮮やかな緑って感じじゃない。
少なくとも「薄い緑」って感じ。
ってことで、
「緑っぽいのが草で、その周りの緑じゃないのが花だよ」
という説明はだいたい正しかったようだ。
よかったよかった。
そして勉強になった。
『バカじゃねえーの。赤ちゃんなんだから、そんなもん、どっちでもよくね?』と、高校ぐらいでは言われたいな、これ。
返信削除